有能な人材の育成を目指して

東洋医学は永い人類の営みの中で形成され、先人たちの営為の総合的な医学の蓄積、結晶の所産として今日に至っています。東洋医学は、もともと生体が有する自然治癒力に刺激を与え、その働きを助けることにより健康を回復させる、または健康を維持させる医学です。したがって、病気に侵された部分よりもむしろ、その人の全身を重視し、対象とします。

はり・きゅう・あん摩は、この伝統を基に広く国民の間で利用されてきました。近年の生活環境や食生活の変化、社会の高齢化などは、病気の態様を多様化させ、疾病構造を変え、慢性疾患の増加を促進しました。これにより、疾病の治療はもちろん、リハビリテーション、病気の予防、健康の維持・増進、さらには美容に至るまで、東洋医学に対する需要は増大しています。

本校では、伝統ある東洋医学の知識・技術と近代的な西洋医学の知識を修得することにより、患者にとって最も有益な治療は何かを総合的に判断し、実行できる治療家を育成すること、社会の要求に応じた活動のできる有能な人材を育成することを目的としています。

本校は、昭和32年に設立され、医療技術の進歩に即応できる専門知識を備えた、人間性、判断力、技術に優れた人材の育成に努めてきました。

また教員の一層の充実を図り、国際社会にふさわしい教育を実施しています。

近年の技術革新、社会の情報化・国際化など、社会を取り巻く情勢変化には著しいものがあります。ライフスタイルをどのようにデザインするかは、今日、個人に課された最も重要な課題の一つと言えます。

人生を一層豊かなものとしていくために、どんな職業を選択するかは重要です。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師が行う仕事は、やりがいのある職業であると確信しています。

理事長 鬼木 縁