本校は「学生と教職員が共に考え、学び、行動することで保健・医療・福祉・地域社会に貢献できる人材を育てる」という教育理念のもと、60年以上にわたり各方面に多くの卒業生を送りだして参りました。そして、2021年4月に建替えを行った立石校舎も完成し、新たな環境の中で「次世代の育成」に力を注ぎ、そして、未来を目指します。

鍼灸の起源は古代中国医学に求めることができますが、長い時間を経過し、日本人の身体に合った治療方法に変容し、これまで国民の健康維持に貢献してきました。あん摩マッサージ指圧はりきゅう(あはき)は治療もさることながら、受けた心地良さから、心を癒し、現代社会のストレスに対して、疲れた身体を回復することから、多くの人に愛されています。これら東洋医学の専門家となり、なおかつ西洋医学的観点からも患者の状態を把握し、安全で安心できる治療を提供することを社会から求められています。本校の建学の精神である「東西医学の統合」という考え方が大切であり、東洋医学と西洋医学のそれぞれの知識と技術を身につけることにより、社会の要求にこたえることができるようになると考えています。

学生には国家試験合格という明確な目標がありますが、知識を習得するだけでなく、現場で即戦力となるべく、基本的な臨床力を身につけてもらうことが必要です。変化の激しい現代に、問題の本質を見極め、解決法を発見できる力を備え、安心安全な治療を提供するために、患者を診る力が重要になります。本校における臨床実習の場でその力を身につけていただきたいと思います。

本校は小規模な専門学校だからこそ、学生同士はもちろんのこと、学生と教員も非常に近い関係を築けます。これからの人生をかえる出会いとなり、無限の可能性を提供できる存在でありたいと考えます。

校長 藤本武久