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平成30年度入学式 校長式辞


平成30年度 入学式校長式辞

国際鍼灸専門学校
校長 近藤雅雄

国際鍼灸専門学校教職員一同を代表して、本校に入学された34名の皆様を心から歓迎し、お祝申し上げます。皆さんの殆どは本校の学校説明会あるいは見学を通してその志を再確認され、本校に入学されたのだと思います。その判断は極めて賢明な選択であったと必ずや思っていただけると確信しています。

今、わが国は専門学校から大学、盲学校まで166の鍼灸養成施設がありますが、本校は「東西医学の統合」を建学の精神として、“あはき”の3療養成施設として本来あるべき姿を守り、伝統的東洋医学と現在西洋医学を統合し安心・安全な医療の提供を60年以上にわたって綿々と引き継がれて来ました。そして、現在、更なる発展を期して社会における“あはき師”養成の拠点として、専門的実践教育の伝統を持続的に発展させ「小さくてもきらりと光り続ける存在感を示す有数の医療学園」を目指しています。今後も独自の目線で、さらに充実し、本学にて学ぶこと、それ自体が「誇り」となるよう常に前向きに改革、改善を行っております。
また、来年度より本校舎の建て替えが始まります。これによって素晴らしい教育環境が整います。皆さんには校舎の建て替えなどで大変ご迷惑をおかけすると思いますが、逆に、このような時だからこそ、皆さんと教職員との距離が近くなり、きめの細かい様々な指導が可能であると思います。

さて、厚生労働省は昨年の4月に「あはき師に係る学校養成施設認定規則」を改正し、「医療の中の“あはき師”が、安全・安心な“あはき”治療のための、知識・技能・態度、習慣を修得し、国民の信頼と期待に応える、質の高い“あはき師”を養成するための臨床実習に必要な事項を定める」と言った「臨床実習」に関する基本的概念を打ち出しました。これに基づき、本校では他校には見られない独自の教育の充実化を進めております。
また、国は2025年を目処に地域包括ケアシステムの構築を目指しています。これは、人の生涯を住まい・医療・介護・予防・生活支援などが一体となった、地域完結型医療を実現しようというものです。それと同時に、治療家の活躍の場は保健・医療・福祉分の野からスポーツ、美容など様々な分野へと拡大しつつあります。本校ではこうした社会環境の変化にも柔軟に対応できるプロの治療師を育成するための実践的な教育カリキュラムを構築していますが、大切なことは、皆さんが既成の東西医学の知識を学ぶことは勿論ですが、それ以上に「学び方を知る」ことです。これからの3年間、考えること、学ぶことに最大の価値を置いて下さい。

そして、治療師として様々な体験や体感を通して、いのちを大切にする心、他者を思いやる心といった人としての基礎を育むと同時に自分で主体的に考え、判断し、行動できる人になってほしいと願っています。今後、皆さんが心底から、学校生活を通して、成長を実感して頂けるよう、私たち教職員は、大きな努力を続けるつもりでおります。

さて、“こころ”は言葉によってコロコロ変わるから“こころ”と言います。まず、おはようございます。こんにちは。などの挨拶をしましょう。一言、こんにちはと挨拶をするだけでお互いにととても気分がよくなります。ありがとうや感謝しますという言葉が自然に出るようになると、素晴らしいと思います。皆さんは18歳から54歳と幅広い年齢層で、その生い立ちも勿論異なりますが、同じ志を持つ者として仲良く、前向きな言葉を使うよう努力してください。そうすれば、学校生活が楽しくなり毎日ワクワクした気分で通学できると思います。プラスの言葉が、皆さんのこれからの学校生活を素晴らしいものにしてくれると思います。

皆さんはこれから沢山の知識と技術を身に付け、そして、3年後には全員が“あはき師”の国家資格を獲得していくことでしょう。そのためには“あはき師”になりたいという共通の志のもと、皆さんが一つとなって、仲間として、助け合い、支え合い、励まし合い、勉強していって下さい。私たち教職員は、皆さん全員が国家資格、取得するまで応援していきます。本日はご父母の方々もご列席いただいておりますが、今後ともご子弟へ、そして、本校へのご支持・ご支援を宜しくお願い申し上げます。

最後に、本日が新しい門出となりますがこれからの3年間、充実した学校生活が楽しく送られること、そして、皆さんが「東西医学の統合」の牽引車になることを期待して、平成30年度国際鍼灸専門学校の入学式の式辞とさせていただきます。